アメリカで乳癌治療 手術編 前編

前回の医者の話は反響が大きく驚きました!
ちょっとニュアンスが違うので書き足します。
なんていうかアメリカ独特のお気楽なかんじでの肩をすくめ両手を広げの

(Well...Never know...HAHAHA)

そう、こういう感じに続いたのです。
「それは、、、誰にもわかんないよ、、ははは。だって僕だってこの病院を出てすぐにトラックにはねられるかもしれない、運命はわからないものなんだ、パーセントなんて本当は誰にもこうなんだって言えないんだ」と。
「それにこれから手術だしね、まだ調べてもないしね」なんて、鼻歌でも歌いそうな感じ。 
仮にこの先生ドクターZとしますが、ドクターZはかなりの名医で1日何件も手術をかけもちしてます。
ドクターZにとってはもしかしたら500人目の患者かもしれませんが、私は手術なんて初めてで、すごくナーバスだったので、忘れられない一言になったんです。

3月18日 やっと手術室があいたので手術。 前日の12時から何ものまず食べずで7時に病院。
最初にするのは Living will 日本語ではなんていうのでしょうか? 生前遺書でいいのかな。
手術に失敗した場合、それとこん睡状態になった場合に延命措置を行うか? というものです。
これがないと、たとえば植物人間になって、本人の意思で生きていたくないとしても装置をはずせないそう。

現実的なアメリカらしいけれど、やっぱり悩みました。 夫と子供には迷惑かけたくない、と。
なので夫の決断によると書きました。 意識が戻らなかったらお願いね、と。

それからスキャンのような物で撮影したりし、癌の場所を確認してから午後に手術。
結局、左胸全摘出とリンパ節も取り除く手術
Modified radical mastectomy
になりました。

目が醒める少し前に覚えてるのは、がたがた震えたこと、足もがくんがくんとしていて、のどの痛みで息ができず(この時チューブをはずしていたと思われます)すごい吐き気、誰かが大きな声でカモーン、カモーンと呼んでる、少し目を開けたらフラッシュのような光、見下ろす何人かの顔。 ここでまた意識不明

次に目が醒めた時には夜7時ごろ。
夫と息子が大きなバラの花束を持ってそばに居てくれました。
すごく、すごくうれしかったけど、ほとんど目も開けられなかった。

この日の夜はとにかく吐き気がひどかった。 今思うとモルヒネを投与されてたのでそれのせいかなと思います。
こんなに具合が悪いのに意地悪なナースが「立ってトイレに行くのよ」なんて言うんです。
「No,,,I can’t」と言うと「Yes!! you can!(ア、大統領)あなたはね、足を手術したわけじゃないのよ!歩けるのよ」なんて怒鳴られて、それでもできないとグズグズしてると「しょうがないわね、じゃあこれにトイレしなさい!!」なんておまるをお尻の下に入れられて、1時間くらい放置されたんです。
そんな格好でできるわけない~!この赤い大きな丸い後はしばらく消えなかった。

夜中、なんとか立ち上がると、とにかく吐き気が止まらず、歩くなんてとんでもなかった。 
1日目と次の日午前中はそんな感じ。 次に日からすぐに薄いチキンスープとジュースが出るんですが、まったく食べられず痛みとの戦いでした。 家族の支えがなかったら本当に耐えられなかった。 

胸はさらしのようにがちがちに巻かれ、焼けた鉄を載せてるような痛み。
腕には点滴とモルヒネ、両足にはサーキュレーション用の圧縮する血圧計のような物。

2日目のお昼に夫と息子がぬいぐるみとかカードとか色々買ってきてくれて嬉しくて少し元気が出たので、思い切ってスープを飲んだら(薄いクリアーなビーフコンソメ)びっくりするほど体力が戻ったんです。
この時から私の(病院から早く退院したい時は何か食べる作戦)がはじまりました。
なぜって、この後6回手術することになるからです。

この日はまだまだ、始まりだったんです。 後編に続く。
 
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No title

6回もの手術!?
記事読んで衝撃的でした@@;
私も乳がんは以前から気になってまして。
お国柄の違いで戸惑いのある中頑張ってこられたんですね。
やはり定期的な検査って必要ですよね、子供のためにも・・・

ひかりクラブさん、こんにちは!

はい! がんばりました! なんて。
自分が癌になるなんて1パーセントも考えたことなかったんです。 1年に1回のマンモグラフィーはしたほうがいいと私は思います。 私も定期的にしてたら、もっと早い発見で治療にしても軽かったと思います。 1人でも多く女性を救いたいと思って今こんな記事書いてます。 ちょっと趣旨が変わってますけど(笑) 訪問とコメント有難うございました。

読んでるだけで・・・

tomota~~~n

わぁ~なんか泣けてきた・・。
こんなに大変な経験。
なんか、ハグしたい!!って思っちゃっいました。家族の支えには愛を感じる。
6回も手術なんて考えられない。自分の事の様に受け止めねば・・・。


スージーさ~~ん

ありがとうございます~!! ハグしてください、あはは。 なんか連載になってしまいましたが、読んだ方が「私も気をつけよう」って思って欲しいし、闘病中の方は元気を出して欲しい。
家族には本当に支えられました。
愛と勇気をもらいました。
今でも喧嘩しますけど、その時はあのころのことを思い出して先に謝ったりして(時々)
ひどい嫁!でも本当感謝してます。
コメントありがとうございました! うれしかったです。

No title

かなり辛い体験で読んでいるだけで胸がきゅーんとしてきました。それなのにまだ6回も手術されたんですか???それに胸を完全に失ってしまったんですね。さらっと書いてらっしゃるけど、きっと私の想像以上に精神的に大変だったのだと思います。家族の支えって本当に何ものにも代え難いですね。

ミキさん、こんばんは!!

そうなんです、こんな風にいえるようになるまで6年かかりました。 今だから客観的にも見られるんだと思います。 泣きに泣いたし、ウツのような症状や、対人恐怖症にもなりました。 精神的なダメージも大きいです。 とっても重いテーマのブログになってしまいましたが、しばらく続けようかと思います。 ああ~テーマ変えたほうがいいかも(笑)

No title

はじめまして~~。
こんばんは~!訪問ありがとうございました。
さっき一度来たのですが、ちょうど旦那が帰宅したので途中で切ってしまいました。

大変なご苦労があったのですね。
でも、家族の支えの賜物、 6回もの手術を乗り越えられたのですから。
素晴らしい物もえられたのでは。
苦しいことを知っているからひとの悲しみや弱いところも気づいてあげれるのでは。

そして毎日が感謝の毎日である事も気づかれたことでしょうね。

ちなみに旦那にNever knowのこと言ったらやはり呆れていました。 

猫ちゃんめちゃ癒されました。

No title

こんにちは!

手術は合計7回ですか?最初の1回+6回?どちらにしても物凄い数ですね。私は、今まで一度も手術を受けた事がないので、ご苦労が身にしみてわかるとはいえませんが、小さなお子さんを抱えながらの手術、精神的にも大変だったと思います。

左胸全摘出、女性にとってはショックですよね。私はもともと貧乳なので、片方とってもわかりませんが、それでも精神的なダメージは大きいと思いました。

カントリーママさん、こんにちは!!

はじめまして! コメント有難うございます。
本当ネバーノーはないですよね?あきれちゃいます。それは、そうだけどーって思いました。
旦那様はお医者様ですか? 又訪問させてください。
ねこちゃんのブログだったんですが、、(笑)
私も癒されてます~。ありがとうございます。

B9MOMさん、こんばんは!!

多いですよね~。 再建トライも何回もあるんですけど(結局失敗) 今日のブログに書きました。
精神的ダメージ大きかったですね。 立ち直るまですごく時間がかかりました。
私は貧乳なのでって笑いました。
片方取ったらわかるっちゅうの(笑)
またぜひご訪問ください。
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太田康介さんの本(やさしい猫)が出ます。ぽーちゃん!
プロフィール

tomotan

Author:tomotan
アメリカ人夫と結婚生活24年目、アメリカ生活17年目です。市民権をとり7年になりました。アイダホ、ハワイ、LAからオハイオにやって来ました。22歳の息子と7歳のニャンズがいます。ステージ3Cからの乳がんサバイバー14年目です。アメリカのドラマと映画が好きです。スリラー小説も。

乳がん治療の記録
2003年3月ステージ3乳癌発覚/ 3月手術2回(左胸全摘出とリンパ転移摘出)/5月から9月AC&Tの抗がん剤/9月から10月の終わり 放射線治療33回/ 再建手術、縮小手術、再建失敗により取り出し手術など4回/2005年子宮卵巣摘出手術 ホルモンブロック剤アルミデックス治療10年。 乳がん闘病日記はカテゴリーにまとめてあります。
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