抗がん剤について息子に説明したこと

今日は治療のことを書こうと思って、古い日記を読んでいました。

入院中も抗がん剤中もいつでもノートを持って行って書き留めていました。

2003年5月から8月までの抗がん剤の記録。

読み出すと当時の記憶が戻ってきます。 

どのページにも(痛い)とか(苦しい)とか書いてあり、また泣いてばかりいました。


息子は8歳になったばっかりでした。

もともと繊細なタイプだったんですが、私が闘病中は精神的にかなり辛かったと思います。

夜うなされるようになりました。 

『行かないで~行かないで~!!』と泣くので、どうしたのと聞くと

「ママが真っ暗な中にいて、どんどん小さくなって遠くに消えちゃうの」と言っていました。

手術や入院を繰り返していたので不安だったのだと思います。

そして前回の記事のようなことをしてた(おもしろいママ)が毎日「痛い」と泣いている。
一緒に(遊んでたママ)がベッドの中で動かない。 怖かっただろうと思います。

毎日毎日泣く日々。

病院に(小さい子供がいる患者のためのカウンセラー)があったので相談しました。

トリプラー病院では(手術の執刀医)(抗癌剤の専門医)(放射線科の専門医)(再建の整形外科医)のチームですがそのほかにも精神的なサポートの医者もいました。 

その先生が(抗がん剤の機械を見るツアー)をしてくださり、(理解しやすいような癌について書かれた絵本)のことを教えてくださいました。

それでも髪の毛が抜け始めた頃には彼の不安は頂点に達していました。

「どうして髪の毛抜けちゃうの?ママが変わって行くのいやだよ~」とおお泣き。

なので「髪の毛があってもなくても同じママだよ、大好きな気持ちは変わらないんだよ」と何回も言いました。

「ママが病気だから、死んじゃうのが怖いのね? ママだって怖いよ。 死にたくないから、つよーいお薬を使って癌をやっつけてるんだよ。 あんまり強いから髪の毛が抜けちゃうの」といい、そして大好きなドラクエでたとえようと思ったんです。

「まだ小さい癌が体にいるんだよ、だから抗がん剤がバトルアックスでエイ!!ってやっつけてるの」というと、やっと少し笑顔になりました。 
そして「でも、、癌のほうは、、、どんな武器?」と聞くので、すかさず

「こんぼう」(ドラクエで一番弱い武器)と言うとやっと笑いました。

息子が少しだけ(癌)と(抗がん剤)のことを理解した瞬間。

「こんなに泣いてる小さい子を残しては絶対に死ぬわけに行かない」と私の闘志が芽生えた瞬間でもありました。



愛する人がいますか? 乳癌は早期発見が大事です。 どうか検査を忘れないで。





引き続き、よろしくお願いします。

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Secret

戦友より

書くのは辛いけど、サバイバー(生存者)の
僕たちが伝えて行かなきゃならないことですよね。

どう乗り越えたのか?も
皆さん知りたいと思いますよ。

人はみんな、強い!というけど
tomotanさんも、僕も、そんなに強くない普通の人なのは
僕たち自身が一番よく知っていますものね。

戦友の癌ダム4Gさんへ

戦友より、というタイトルで心わしづかみにされました。
そうなんですよね、書くのつらいときあります。
体も傷だらけで心も傷だらけだった、あの頃。
泣いてばかりいましたね。

強くなんかないですよね。 
でもそんな私でも乗り越えられるって伝えたいですね。
乳癌は10年で一応の治癒って言われてます。
長いのでまだ闘病中です。
お互い頑張りましょう!!

No title

そうですよね!!しっかり検査、早期発見大切ですね!
私も、検査受けにいかなくちゃ。
お話聞けて、やっぱり大事な事だと実感しました。
早ければ早いほど、いいですものね。
お子さんもいると、さらに不安も大きかったはずですが、
やはり母は強い!!と思います。
子どもが癌と戦うため たくさんのパワーをくれるんですね☆

No title

今日はまた素晴らしいお話でしたね。
辛いときでも、ユーモアを忘れないtomotanさんの強さが垣間見えました。

tomotanさんの勇気で、救われる方がきっと沢山いるはずです! ブログの更新の更新を楽しみにしている方たちの為に、これからもいい記事をいっぱい書いてくださいね!

No title

あと1ヵ月で抗がん剤治療が始まる~、という私の胸にグッと来ました。やってみなければわからない、という世界でもありますが。
辛いんだろうなー、苦しいんだろうなー、と今は想像するばかりです。v-404
息子さんが小さくて不安も大きくて、という母ならではの心配もされたんですね。ご自分の身体のことだけじゃなく。
しかも、アメリカはチーム医療。しっかりとサポートがあるんですね♪癌のことを、息子さんにわかりやすく説明されたのは、読んでいてなるほど~、と感心しました。
tomotanさんの場合とはまた違う話ですが、うちの長男はがんばって進学校に入ったばっかりに、高1の時、うつ状態になり2ヵ月ほど学校に行けなかったのです。
辛くて大変で私も泣いてましたが、今では逆にとても支えてくれてます。元気な大学一年生です。
繊細な子は優しいですよね~。今日も読んでいてジーンとしました。

No title

まだたったの8歳だった息子君に、分かりやすく説明されてたのですねっ
ドラクエで例えるなんて!
tomotanさんも、相当ドラクエに強いですな^^

ずっと大泣きだった息子君が笑った瞬間。。。
なんだかすっごく感動(_TдT)
そして、もらい泣きしてしまいましたっ

早期発見、これ、本当重要ですね。
面倒がらずにすすんで検診とか受けようと思います。

こんばんは~。
はァ~しんど!!と思いつつも、
歩ける道を歩いて行きたいです。
tomotanさんも、息子さんも(!)乗り越えた道。
そう10年と思うと、
今も歩き続ける道でしょうか。

(私は、まだ、大泣きする余裕もないのですが)
気持ちを発散すること、
発散出来る場所があること(ブログも!)は
いいことだと思って。
副作用とか、肉体的には
我慢しなければいけないこと多いから
泣いて・笑って・ぐちって(?)
心は甘やかしてあげよう~、と。

ところで、昨日のこちらの記事読んだ後、
たまたまテレビをつけたら、メチャクチャ凄いタイミング
とあるバラエティ番組で、
「子供はうんちが好き」というのを検証してました。
しかも、日本の子供、オーストラリアの子供、
中国、韓国と国際比較!!
どの国でも、子供は「うんち」という単語に大喜び!!
うんち、うんちと大騒ぎ。
うんち好き?とインタビューすると、
みんな「すきー!」「かわいい」と。
日本の本屋さんの絵本コーナーにも、
うんちが主人公?なモノも沢山。

解説によると?タブーな言葉を、わざと口に出して
大人が怒るのを歓ぶ?心理だそうです。
(でも、一緒に面白がる大人は?・笑)

凄い偶然に、ひとりウケてました!!

3位おめでとうございます

tomotanさんこんにちは。遅ればせながら、3位おめでとうございます。

うちは子供が5才になったばかりともうすぐ2才になる子です。
私の病気のこともよくわからないでいます。けど上の子は「髪の毛長いお母さんもかわいいけど、今もかわいいよ。」と気を使って言ってくれます。下の子は私の頭をペチペチ叩いてニコニコしてました。
私も思いました。こんなに小さい子をおいては死ねない。

早期発見、早期治療の大切さを身に染みて感じています。
tomotanさんのブログで一人でも多くの方に伝わるといいなぁと思っています。
何だか 他人の褌で みたいですいません。私もいつかどなたかの励みや力になれたらいいなと思っています。それにはもっと元気になって、tomotanさんのように生き生きしてないとね。

No title

母は強しって言いますけど、子供のためなら「なにクソー」って気持ちになるんですね。うちの母も私が子供の頃、病気になって私は子供心に「お母さん死んじゃうのかな」と思って辛かったんです。母は3人の子供を残して死ねないと、そればっかり考えていたそうです。今ではひとつ腎臓がなくても元気です。

ちびさん、こんにちは!

> そうですよね!!しっかり検査、早期発見大切ですね!
> 私も、検査受けにいかなくちゃ。

そう!そうです。
すごく早期だと治る癌なんです。
今は若い方にも多くなってきたので皆さんにお勧めしています。
年に一回、検査するといいと思います。 

コメントありがとうございました。

ayahさん、こんにちは!


> 辛いときでも、ユーモアを忘れないtomotanさんの強さが垣間見えました。
ぶふふ、でもすっごく泣いてたんですよ。 あの頃は自分では無かったですね。 

> tomotanさんの勇気で、救われる方がきっと沢山いるはずです! 
ありがとうございます!!
そうだとすごく嬉しいです! 

いい記事だなんて、とんでもないですけど、恥かしいことでも隠さずに書いていこうかなと思っています。

いつも暖かいコメントありがとうございます!

rosa8719さん、こんにちは!

> あと1ヵ月で抗がん剤治療が始まる~、という私の胸にグッと来ました。

これからなんですね。もし不安になってしまったのなら、ごめんなさい。
副作用は人によってすごく違うんです。 髪の毛も抜けない人だっているくらい。
私はたまたま副作用が強く出たので途中でやめようかと思ってました。
今は押さえるいい薬がたくさんあるそうです。

<<うちの長男はがんばって進学校に入ったばっかりに、高1の時、うつ状態になり2ヵ月ほど学校に行けなかったのです。

わかります!! うちも小学校2年は半分いってないです。
今も(高校生)時々難しいときがあります。 
繊細な子供って傷つきやすくてこちらも悩みますけど、ほんとうやさしいですよね。

Norori*さんこんにちは!

ドラクエ大好きです。 さすがに今はしていませんが、よ~~くしていました。
息子が元気ないとき(ホイミ!)って言ったら(べホイミじゃないと効かない)とか言って。
ドラクエ知らない人には変な親子に見えますよね。


> ずっと大泣きだった息子君が笑った瞬間。。。
> なんだかすっごく感動(_TдT)

ありがとうございます、、。
私も当時を思い出して、胸に迫るものがあります。

早期発見って乳癌には特に大事で治るんですよ!!
ぜひぜひ検診に行ってください!!

yannchanさん、こんにちは。


長い道のりですよね。
今でもどこかが痛いとドキッとします。

> (私は、まだ、大泣きする余裕もないのですが)
わかります、、。 泣けないほどつらいときがあるって。
私も最初は(まさか)と信じられなくて(どうして私が?)と怒ったりでした。

> 泣いて・笑って・ぐちって(?)
> 心は甘やかしてあげよう~、と。
 
そうです! 思いっきりぐちったらいいですよ! 私でよかったら聞きますよ!
自分を甘やかせて、そして褒めてあげましょう。

うんち、、、。
世界中の子供が好きなんですね。 それにしてもすごい偶然ですね。
(ウンチという単語に大喜び)にうけました!

ゆうだいさん、こんにちは!

> tomotanさんこんにちは。遅ればせながら、3位おめでとうございます。

ありがとうございます。 順位が上だと多くの人の目にとまりやすいのでいいですね!

お子さん、かわいい!! すごくやさいい。「いまもかわいいよ」なんて、なかなかいえないですよね。
ジーンとしました。

> 私も思いました。こんなに小さい子をおいては死ねない。

そう!絶対にそうですよ!! お子さんの為にも頑張らないと駄目です。
私も何回も「もうだめ~」とへこたれそうになりましたけど、病院に写真をいつも持って行き眺めて元気を出していました。

子供からパワーをもらえますよね。

> 何だか 他人の褌で みたいですいません。私もいつかどなたかの励みや力になれたらいいなと思っています。

他人のふんどし! あはは、そんなことないですよ~。 ゆうだいさんもきっとそうなります。
元気になって他の患者さんを励まして下さい!!

こんなふうに考えられたり、コメントを下さる時点ですごく強い方だと思います。
私はもっとへなちょこでしたよ。
癌なんてぶっ飛ばせると思います!

ミキさん、こんにちは!!

なにくそ!そうです。私も「もうだめ、がんばれない」と思うたびに息子の泣き顔を思い出して「うおお」ってがんばりました。

お母さん、がんばったんですね、、。 
母親にとって子供を残してこの世を去るってものすごく辛いんです。

<<母は3人の子供を残して死ねないと、そればっかり考えていたそうです。今ではひとつ腎臓がなくても元気です。
 わあ、、じーんとしました。 腎臓、つらかったでしょうね。
お父さんもお母さんも良かった。本当に良かったです。

感謝しています

病気はご本人だけでなく、家族にも大きな精神的打撃を与えてしまいますよね。 

まだ息子さんが小さかったこともあり、ご自分だけでなく小さな息子さんの心のケアまでしなくてはいけないという、なんとも切ない心境。 ご自身でも完治に対する不安はどこかしらにあったことと思いますが、それを振りきって息子さんに「大丈夫」って言い聞かせていらした心境をお察しすると、本当に胸が痛みます。

でもきっと今では息子さん、「ママは癌をもやっつけちゃう強~いママなんだ!」って母親の強さ・大きさを、より深く認識してるんではないでしょうか?


tomotanさんが、こうして闘病記録を世に発信してらっしゃること、感謝しています。 辛いことや悲しいこと、出来れば思い出したくないですものね。 

正直、私も仕事で辛いことがあった日は、病院出た瞬間に忘れたいし、ましてやその気持を家に持ち帰ってまでブログに書くのは気が落ちるので、出来ればしたくない・・・。 それでもやっぱり記事を書くのは、その記事によって誰かが命の大切さについて少しでも考えてくれるかもしれない、っていう可能性を信じているからなのかな。。。

tomotanさんも闘病時代を思い出すのはお辛いことと思いますが、これからも、tomotanさんの記事でたくさんの人々が勇気づけられること、考えさせられること、期待しています!!! tomotanさんの感性、どんどん記事にぶつけていってくださいね☆

Angelさん、こんばんは!

お忙しい中コメントありがとうございます。

昔の日記を読むと苦しくなりますね。 
(今日も泣く)とか(痛くてもういやだ)とか自分の日記なので弱音ばかり書いてる。 
でもそういうのを発表するのもいいかなって思ったんです。
私は決してス-パーウーマンでもなく特別でもない、ただ普通のお母さんだった。 
でも誰でも病気に勝てるんだよって。
なのでこれからも書いていこうかなって思います。

 <<ご自身でも完治に対する不安はどこかしらにあったことと思いますが、
はい、正直、、数年かななんて思ってました。 
5年生存率(いやなことばですね~)も50パーセントくらいでしたし。
だから『大丈夫』といいつつ約束はできませんでした。 それはつらかったですね。

夫は軍の中のメディックです。 レッドクロスの飛行機で患者さんを運んでいました。
やはり緊急の患者さんが多いので、助からない場合が多くて、赤ちゃんの場合など泣いていました。
だから、Angelさんの気持ちもすごくわかります。 尊敬します。

Angelさんのブログはすごく人々の役にたつと思います! もっともっと読みたい。
これからも命の記事を書き続けてください。
お互いに頑張りましょう!


No title

tomotanさんのブログを読むとねぇ。
いろんなこと、頑張らなきゃ!って思えるんですよ。
同じ病気で戦っているひとたちは、もっともっと強くそう感じるんじゃないかなぁ。
すごいことです。

しかし、「こんぼう」って!(笑
バトルアックスには、太刀打ちできないですよね~。
ママの強い気持ち、しっかり、息子ちゃんに伝わりましたね^^

息子ちゃんは、本当に、本当に怖かったんだと思います。
でも、そうやって、「親の背中」を見て育つのだから、きっと思いやりのある、強い子になってくれますね^-^

momeさん、おはようございます。

> tomotanさんのブログを読むとねぇ。
> いろんなこと、頑張らなきゃ!って思えるんですよ。
 
わあ、、元気が出るコメントありがとうございます。
朝から(LAは、朝です)テンション一気に上がりました!
私も頑張らなきゃって思います、いい意味で。

息子は本当に怖かったんですよね、、。
私だって怖かったから何十倍も怖かったと思います。
 
こんぼう! このたとえはよかった。 ドラクエありがとう。(笑)
プロフィール

tomotan

Author:tomotan
アメリカ人夫と結婚生活24年目、アメリカ生活17年目です。市民権をとり7年になりました。アイダホ、ハワイ、LAからオハイオにやって来ました。22歳の息子と7歳のニャンズがいます。ステージ3Cからの乳がんサバイバー14年目です。アメリカのドラマと映画が好きです。スリラー小説も。

乳がん治療の記録
2003年3月ステージ3乳癌発覚/ 3月手術2回(左胸全摘出とリンパ転移摘出)/5月から9月AC&Tの抗がん剤/9月から10月の終わり 放射線治療33回/ 再建手術、縮小手術、再建失敗により取り出し手術など4回/2005年子宮卵巣摘出手術 ホルモンブロック剤アルミデックス治療10年。 乳がん闘病日記はカテゴリーにまとめてあります。
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