安楽死について考えた。

昨日の記事の続きになりますが、ブリタニーさんの決断は私にはショックで、一日頭から離れませんでした。

ギリギリまで待っても良かったのでは、、?と考えたり、もう限界だったのかな?と思い直したり。

真相はもちろん本人にしかわからないことですが、まだはっきりした頭のうちに、、愛する人にI love youと言える間に、と思ったのかも知れません。

安らかに眠れて良かったという人もいますが、それでも、やっぱり、もう少し待っても良かったのにと残念です。

彼女がオレゴンに引っ越したのはアメリカでこの(安楽死)が法的に認められている州の一つだからです。

(オレゴン、ワシントン、モンタナ、バーモントとニューメキシコ)

そして、昨日も書いたのですが、日本で訳されている尊厳死はこのケースに当てはまらず、そして日本での尊厳死と安楽死の意味も違います。 詳しい記事があったので、また転載します。


ハフィンポストより 転載


米国で議論になっている「尊厳死(death with dignity)」は、「医師による自殺幇助」を意味します。しかし、日本で言われている尊厳死(必要以上の延命行為なしで死を迎えること)は、米国では「自然死」を意味しています。この米国での「自然死」については、リビングウィル(生前の意思表示)に基づき、「患者の人権」として、現在ほとんどの州において法律で許容されています。目下、米国で合法化の是非が議論になっている「尊厳死」は、日本で言われている「安楽死」を意味します。


。。。。。。。。。。。ここまで。


このリビングウイルですがアメリカでは合法というよりも手術前に書かされます。

初めての大きな手術(乳がんによる左胸全摘出)の前です。 

どうなるのだろうと不安と恐怖でいっぱいの時に書かされたリビング・ウイル。 

(必要以上の延命装置なしで死を迎える) ことにYesと書きかけた時に、家族のことを考えました。 そして日本から駆けつける母のことも。 
そこで配偶者の判断に任せる。の項目の方にサインをしました。

夫と話し合い、納得の行く形で装置を外してもらうことにしたのです。

絶対に装置がなければ生きられないような状態ならば機械を外してもらうことにしました。

アメリカでは(自然死)と呼ばれる延命措置を外す行為、 日本ではまだ認められていないのですね。
家族に頼まれ医者が装置を止めて大問題に発展したこともありました。

日本では(尊厳死協会)で書類を作らなくてはいけないようです。
ですが、そこまで考えている人、そのことを知っている人は少ないのではないでしょうか?

安楽死の選択があることは賛成です。 

あまりにも辛い苦しい死を迎えなくてすむのなら、そうしたい人も多いと思います。

私は乳がん手術の後モルヒネを使いました。 
痛みに悶絶していても、モルヒネを注入すると嘘のように痛みが引いていきます。

そんな強いモルヒネですが、
ブリタニーさんは(症状が進むとモルヒネさえ効かなくなる)と聞かされます。
調べるほどに(過酷な最期が待っている)
そして(治療により普通の生活はできなくなる、そして治ることはない)
なので彼女は家族と楽しく過ごし旅をして、その後安楽死を選びました。 

彼女の人生であり彼女の選択ではありますが、、もしかしたら、、と思わずにいられないのです。

もしかしたら、脳に当てるという放射線が劇的に効いたかもしれない。 
もしかしたら、症状を抑えて数年も元気かもしれない。
もしかしたら、奇跡的に腫瘍が小さくなったかもしれない。

なぜなら、奇跡の様な話を病院でたくさん聞いているからです。
医者が驚くような信じられない話しも世の中にはたくさんあるのです。

いくつかブログの乳がんカテゴリーに書いていると思いますが、、

20代から5回もガンにかかり、それでも元気でいる人(初手術の時に隣のベッドの人でした)
子供を生むなんて無理だと言われた医者にふぁくゆーと言って赤ちゃんを産んだ女性。
肺がん余命半年宣告から、たばこをやめ全力で闘病したMさん。がんが消えてその後20年以上元気です。

そして私なんか当てはまらないかもしれませんが、10年は無理と言われて11年目です。

諦めるのは最後の最後でいいんじゃないかなと思います。
 
まずは治療をして欲しかったなあ、、。

あの手紙の男性はがっかりしているだろうなあ、、。 

ブリタニーさんの魂が安らかでありますように、、、。






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Secret

こんばんは^_^

私もブリタニーさんのニュースには驚きました。遺された家族のことを考えると胸が痛いです。
私もブリタニーさんにはもう少し生きて欲しかった、と思います。

それと同時に、もし自分が…と考えると、私は延命は希望しません。
旦那は、延命して生きてるだけでも俺たちの支えになる、と言ってくれましたが…私は嫌です。
もちろん、生きたい。最後まで闘います。それでも、延命は望みません。この問題はまだ解決しません。

もし、これが旦那や子供、両親や弟だったら延命を望むかもしれません。私はわがままですね。笑

ゆうさんへ

> こんばんは^_^
ゆうさん、こんにちは~~

> 私もブリタニーさんのニュースには驚きました。遺された家族のことを考えると胸が痛いです。
> 私もブリタニーさんにはもう少し生きて欲しかった、と思います。

もう少し延期かなと思っていたのですが、なんとも残念な結果です。
辛かったのでしょうね、、。


> それと同時に、もし自分が…と考えると、私は延命は希望しません。
> 旦那は、延命して生きてるだけでも俺たちの支えになる、と言ってくれましたが…私は嫌です。
> もちろん、生きたい。最後まで闘います。それでも、延命は望みません。この問題はまだ解決しません。

自分の気持ちと家族の気持ちと、、難しい問題ですよね。
意思表示もできずに機械に繋がれて、、というのは私も望まないですが、家族の意見もありますよね。
それから経済的な問題もありますよね、冷静に考えると。


> もし、これが旦那や子供、両親や弟だったら延命を望むかもしれません。私はわがままですね。笑

わがままでないですよ~。それが普通だと思います。私もです。絶対に嫌と言うと思うんですよね、とても難しい問題ですね。

No title

こんにちは!

本当にどうとらえて、どう考えればいいのか・・・・
私自身でいえば、いたずらに延命を望まないけれど、積極的に死ぬことはしたくない、と思います。
人の死は、その人だけのものではないように思うのです。

私は、親がもう亡くなるという時、脳死でもいいからこのまま「生きて」いてほしいと切実に思いました。
人工的にでもなんでも「生きて」いれば温かい手に触れられるし、そこに一緒にいることができます。
病室で意識は無くても母のそばにいるだけで、とてもホッとするのです。

その気持ちを知っているので、自分の死を思うとき、家族、特に子供たちの気持ちを思います。

でも・・・・
重い病を経験しない私には、なんとも言えない・・というのが正直なところです。
その時にならなければ、自分がどんな気持ちになるかはわからないのです。

なので、前回のブログに「気持ちが安楽な死なら、それが、安楽死かも」と書いたのですが・・・・・

本当に本当に難しいです。
でも、今日のtomotanさんが書いてらっしゃることはとても理解できます。

医学的な知識はすべてを解明できているものではないし、常に100%ではない、と思います。

Esperoさんへ

> こんにちは!
こんばんは~~!


> 本当にどうとらえて、どう考えればいいのか・・・・
> 私自身でいえば、いたずらに延命を望まないけれど、積極的に死ぬことはしたくない、と思います。
> 人の死は、その人だけのものではないように思うのです。

よくわかります~~!! どうしていいかわからないし、ブリタニーさんのこともネットでは賛否両論でした。
苦しみから逃れられて良かった、という人や絶対にだめだろうと言う人も。
バチカンは批判のコメントを出しましたね。
私も自分自身だけでは決められないって思うんです。


> 私は、親がもう亡くなるという時、脳死でもいいからこのまま「生きて」いてほしいと切実に思いました。
> 人工的にでもなんでも「生きて」いれば温かい手に触れられるし、そこに一緒にいることができます。
> 病室で意識は無くても母のそばにいるだけで、とてもホッとするのです。

↑ 涙が出ました。 こういう体験をした人だけが語れること。
どんなふうにでもいいから生きていてほしいと思う人はたくさんいると思うんですよね。


> その気持ちを知っているので、自分の死を思うとき、家族、特に子供たちの気持ちを思います。

そうなんです。私もあの時小さかった息子の前で装置を切るようなことできないと思いました。
だからといってチューブだけで何年も延命というのもできないなと思うんですよね、、。


> でも・・・・
> 重い病を経験しない私には、なんとも言えない・・というのが正直なところです。
> その時にならなければ、自分がどんな気持ちになるかはわからないのです。
>
> なので、前回のブログに「気持ちが安楽な死なら、それが、安楽死かも」と書いたのですが・・・・・


本当にわからないですよね。 命の期限を突きつけられるってとても残酷だと思います。
それに従うのか、抗うのか、自分で生死を決めるのか、、私がまた重い病にかかったら、またきっと抗うと思います。1%の治癒でも掛けてみると思うなあ。 それでも治らないと言われたら、どうするのかなあ?ほんとうにわからないですね。 うん、気持ちが安楽なら安楽死だと思います。



> 本当に本当に難しいです。
> でも、今日のtomotanさんが書いてらっしゃることはとても理解できます。
>
> 医学的な知識はすべてを解明できているものではないし、常に100%ではない、と思います。


病院でいろいろな話を聞いたし、本当かなあと疑うような話でも本人が目の前にいたりして。
例えばガンでも皆違うし、統計だけが全てじゃないと思うんですよね。
もったいないっていうのは変な言い方だけど、もしかしたら、、って思ってしまうんですよね。
本人が幸せでそう望んでも両親や結婚したばかりの旦那さんは辛かっただろうなって考えたり。
ほんとうに難しい問題です。 
彼女のことは批判をしてもいけないと思うし、かといって美化してもいけないと私は思うのです。
プロフィール

tomotan

Author:tomotan
アメリカ人夫と結婚生活24年目、アメリカ生活17年目です。市民権をとり7年になりました。アイダホ、ハワイ、LAからオハイオにやって来ました。22歳の息子と7歳のニャンズがいます。ステージ3Cからの乳がんサバイバー14年目です。アメリカのドラマと映画が好きです。スリラー小説も。

乳がん治療の記録
2003年3月ステージ3乳癌発覚/ 3月手術2回(左胸全摘出とリンパ転移摘出)/5月から9月AC&Tの抗がん剤/9月から10月の終わり 放射線治療33回/ 再建手術、縮小手術、再建失敗により取り出し手術など4回/2005年子宮卵巣摘出手術 ホルモンブロック剤アルミデックス治療10年。 乳がん闘病日記はカテゴリーにまとめてあります。
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